大学院理工学府 吉原利忠准教授の研究が、島津科学技術振興財団の研究開発助成に選出されました
大学院理工学府分子科学部門 吉原利忠准教授の研究「イリジウム錯体をプローブとする腫瘍内酸素分圧のリアルタイム計測」が、公益財団法人 島津科学技術振興財団による2020年度研究開発助成に選出されました。
(株)島津製作所が設立した公益財団法人 島津科学技術振興財団は、「科学技術、主として科学計測に係る領域で、基礎的研究を助成する」ことを目的として研究開発助成を行っています。2020年度は23件が選出されました。
吉原准教授は、酸素によって発光が変化する分子(イリジウム錯体)を開発し、その発光を観察することで細胞や組織内の酸素を計測することに成功しました。今回選出された研究では、そのイリジウム錯体を使用してリアルタイムで腫瘍内の酸素分圧を計測する方法の開発を目指しています。酸素はガン?脳卒中?心筋梗塞などの病気と密接に関わっており、細胞や組織内の酸素を計測することで病気の診断や早期発見が可能になると考えられます。
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